米Google と米Yahoo! の両者が、今月末をもってオンラインカジノの広告取り扱いをやめることを明らかにした。検索エンジンに広告が掲載することが不可能になることで、オンラインカジノ業界に大きな影響を与える可能性も。
米International Herald Tribune 紙によると、今回の決定は米検察官が米国外に拠点を置くオンラインカジノ業者との取引を持つ米国企業に対してとっていた行動に対応したもの。米検察官は、米国企業が米国の法律において違法である海外オンラインカジノ業者に手を貸しているといい、昨年には大陪審の調査を実施、カジノ広告を掲載するWebサイトなどに召喚状を送っていたそうです。
Overture から有料リスティングの供給を受けている米MSN 上でも、オンラインカジノ広告は今後掲載されず、MSN もそれを了承済み。
Yahoo! と Google の対応が異なるのは米国外。Yahoo! はオンラインカジノが合法な国では引き続き広告を掲載するとしているのに対してGoogle は全ての市場でオンラインカジノ広告の掲載を停止するとしています。
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Lycos は既に数ヶ月前からオンラインカジノ広告の掲載を停止していたそうです。また、Google と Yahoo! が広告配信を停止したことで FindWhat.com や Kanoodle など他のPPC広告会社にも影響が出てくるでしょう。そうなるとオンラインカジノ業者は検索エンジンを利用した広告は一切使えなくなるわけで、大打撃となるでしょう。