検索エンジンマーケティング(SEM)を提供する株式会社アイレップは6月1日、米オムニチュア(Omniture)が開発したオンラインWeb分析ツール「サイトカタリスト」(SiteCatalyst)の日本語版を国内で販売開始することを発表した。販売は2日から。
SiteCatalystのサンプル画面。アイレップサイトより
オムニチュアのサイトカタリストは米マイクロソフトやイーベイ、トヨタ、ウォルマートなど数多くの大企業に採用されており既に世界的に高い評価を得たWeb分析ツール。今回アイレップが販売するのは同製品を日本語に完全対応させている。
サイトカタリストはASP型のため分析したいWebページに数行のタグを埋め込むだけで利用可能で、取得した情報はオムニチュアのサーバにてリアルタイムに処理され、分析結果を閲覧することができる。また強力な分析機能によりユーザの移動遷移を詳細に分析・視覚的にクリックストリームを表示することにより、サイトが抱える導線上の欠陥やユーザの行動傾向を瞬時に把握することができる。
クリックマップ機能を搭載しており、実際のWebページ上に、リンクごとのクリック回数や位置を把握できるため、Webデザインの変更前と変更後を比較してどのようにユーザの行動が変化しているかを把握することも可能だという。
また、出力されるレポートはWordやExcel、PDFなどに変換してレポートして出力できる上、あらかじめ指定した日時に指定した分析結果レポートを電子メールにて送信する機能も備える。事業部や部署ごとに必要な情報をカスタマイズし、欲しいタ
イミングで定期的に入手するといった使い方もできる。
サイトカタリストはアイレップが注力する検索エンジンマーケティング(SEM)に関連する分析機能も備えており、リスティング広告やナチュラルサーチ別のキーワード取得はもちろん、有益なキーワードと無駄なキーワードの識別などの判断が可能になる。
サイトカタリストは国内で現在利用可能なASP型Web分析ツールと比較して高度な機能を備えており、アイレップでは今後年間50社の導入を見込んでいるという。
オムニチュア社は先日、日本市場への参入を表明しており、マクニカもサイトカタリストの販売開始を発表している。
プレスリリース
http://press.sem-r.com/webanalytics/14/
アイレップ
アイレップ SEMサービスサイト
オムニチュア
cf.
アイレップ、「サイトカタリスト」の日本語版を販売開始