ショッピング検索に特化した、新興企業の米Becomeは2005年6月8日、同社の検索サイト「Become.com」にユーザが検索キーワードを入力している間に推薦キーワードを表示する「Dynamic Suggestions」(ダイナミックサジェスチョン)機能を追加したことを発表した。
「Dynamic Suggestions」はユーザが検索ボックスにキーワードを入力中に、そのキーワードを予測して推薦キーワードを画面上に表示する機能。検索に慣れていないユーザでも目的の情報に素早くたどり着ける検索キーワードを使うことができる。
候補キーワード表示は、米Googleの「Google Suggest」や米AOLのPinpoint Shoppingに搭載されているが、Become.comによるとこれらはユーザに入力された過去のキーワードデータを基に候補を表示しているにすぎないという。Dynamic Suggestionsは30億以上のページを分析したデータを基にしており、またショッピングに特化した情報から候補を選択しているため、購入目的の検索ユーザに対してより有意義なキーワード候補を提案できるという。
Become.comは購入前の調査や商品レビューなど、ユーザの商品購入までのプロセスを支援することを目的に設計されたショッピング検索エンジン。ショッピングサイト「mySimon」の創業者でもあるMichael Yang氏と、WiseNutの創設者であり開発者でもあるYeogirl Yun氏によって創業された。30億以上のページのインデックスを保有しており、検索クエリに関連性の高い検索結果を表示するために同社が考案したアルゴリズム"Affinity Index Ranking(AIR)"を採用、「どんなページからリンクを受けているか」「どんなページにリンクをしているか」を基準にWebページの重要度と価値を判断している。
Become.com
Become.comで「xbox」(スヌーピー)と入力したところ。検索ボックス下にxbox gamesなどの候補キーワードを表示。キャプチャではわからないが、キーワードを入力途中でリアルタイムに候補キーワードを表示している。
Become.comで「snoopy」(スヌーピー)と入力したところ。検索ボックス下にsnoopy woodstockなどの候補キーワードを表示。
Become.comで「mickey mouse」(ミッキーマウス)と入力したところ。検索ボックス下にmickey mouse animatedなどの候補キーワードを表示。
cf.