株式会社マクニカは2005年11月29日、マネックス・ビーンズ証券株式会社がリアルタイムウェブ分析サービス「SiteCatalyst」(サイトカタリスト)を導入したと発表した。
マネックス・ビーンズ証券ではオンライントレードサイトへの誘致方法として、検索エンジン広告や、従来の広告媒体を利用してきたが、一層の顧客獲得、リピート顧客を増やすためには、同社のオンライントレードサイトに訪問した顧客の行動マーケティング調査が必要であると判断、米オムニチュアのサイトカタリスト導入に至った。膨大なログファイルの処理時間が不要なうえ、ユーザの経路解析、コンバージョン率、サーチキーワードなどをリアルタイムに解析可能なことが決め手となった。
オムニチュアのサイトカタリストは米マイクロソフトやイーベイ、トヨタ、ウォルマートなど数多くの大企業に採用されており既に世界的に高い評価を得たアクセス解析ツール。日本国内では株式会社USENやインテリジェンスなどが導入している。収集したデータは様々な種類・様々な切り口でレポーティングされ、視覚的な図で出力することが可能なほか、レポートはリアルタイムで数字が反映されキャンペーンや施策を行った場合に即座に効果を見ることができるなど同種のツールでは実現されていない数多くの機能を備える。分析方法は、ページにコードを埋め込む方式を採用しており、トータルな解析やサーバごとの解析など、異なるドメインやサーバに対してサーバごとにログを解析する必要がない。
マネックス・ビーンズ証券は「サイトカタリスト」を導入した結果、オンライントレードサイト内でのユーザの具体的な行動追跡に効果を発揮したという。数あるコンテンツの中で、ユーザは何を求めているのか、購入プロセスへの行動など、以前では把握できなかったユーザの行動がはっきりと知ることができたと述べている。
なお、Omnitureは同日、米大手ショッピング検索PriceGrabber.com(プライスグラバー)も「SiteCatalyst」(サイトカタリスト)を導入したと発表している。
SiteCatalyst(サイトカタリスト)
http://www.sem-irep.jp/sitecatalyst/
オムニチュア