ソフトウェア開発の新興企業、米Intellextは2005年12月12日、パーソナルサーチアシスタントツール「Watson」(ワトソン)の無料版の提供を開始した。
Watsonは2005年9月にMSNサーチツールバーのアドイン用ソフトとして公開された。このソフトはユーザーがPC上で行っている作業を分析して、関連する情報をウェブ検索エンジンやニュースサイト、ブログから自動的に収集・表示するリサーチアシスタントツール。例えばユーザーがMicrosoft Wordでジェネリック薬品についての論文を記述していると、Watsonは自動的にジェネリック薬品に関するニュースやウェブページを収集して画面に表示してくれる。このWatsonは従来は購読方式による有料で提供されていたために、ビジネスユーザーは利用していたが一般の個人には敷居が高かった。今回、より多くのユーザーにWatsonのパーソナルサーチアシスタントがもたらす価値を体験してもらうために無料版を提供するという。
Watsonを通じて一般ユーザーがメリットを享受できる例として、オンラインで何かの商品を購入するために商品情報や価格について調べていると、Watsonがそれを認識して画面上にAmazon.comやeBayでのオークション出品状況などの情報を提示できるという利用シーンを挙げている。
WatsonはIE、Firefox、Word、PowerPoint、Outlookでユーザーが作業している内容を認識。ウェブ検索、ニュースサイト、ブログ、ショッピングサイトから関連情報を引き出す。Google Desktop Search、X1 Desktop Search、MSN Windows Desktop Searchなどのデスクトップ検索とも連動可能だ。
Watson Personal Search Assistant
cf.
米Intellext、Windows Desktop Searchアドオン「Watson 2.0」を提供開始 :: SEM R