米調査会社In-Statは2006年9月27日、UGC(User-Generated Content)に関する調査結果を発表した。同社は2010年にかけてUGCは成長し、MySpaceやYouTubeなどのダウンロード/閲覧数は650億を超え、UGC動画に関連する収益は8億5000万ドルを超えると予測している。
これらUGCの収益には、バナーやスカイスクレイパーの形態で直接ビデオにリンクされるものや、ビデオに埋め込まれたもの、Google AdSense、チャネルやページのブランド化などから上がるものなどがある。
また、ダウンロード/ビューの規模は2010年までに1.1エクサバイトのデータへ、アップロードされるデータは9.1ペタバイト以上に達すること、UGCの23%はモバイルアクセスをサポートしており、他のUGCも近い将来それをサポートすること、YouTubeはビデオマーケットで最大のシェアを持つが、訪問者数ではMySpaceが最大であることも明らかにした。
「メディアの民主化によって、ユーザーは好きな動画に意見を述べ、コンテンツを評価し、投票することができるようになった。さらに、現在'無法地帯'と見えているものが実はひとつの業界であり、独特の'法令'や'法規制'がこの市場の企業によって作られつつあるのだ」と、In-Statのアナリスト Michael Inouye氏は述べている。
User-Generated Web Content Will Grow Rapidly Through 2010 [In-Stat]