米Googleは2007年7月31日、ウェブ検索結果画面に「補足結果」ラベルを表示することを廃止すると発表した。GoogleプロダクトマネジャーPrashanth Koppula氏とソフトウェアエンジニア・Matt Cutts氏が明らかにした。
Googleは通常、検索要求に対して「メインインデックス(Main Index)」から適合するページを抽出して検索結果に表示しているが、十分なページが存在しなかった場合は「補足インデックス(Supplemental Index)」から関連するページを検索結果に表示する。この補足インデックスに登録されているページが検索結果に表示された時は、「補足結果(Supplemental)」というラベルが表示される。
補足インデックスに登録されるページとは、外部からのリンクが著しく少なく評価が低いページ(Google内部のPageRank値が著しく低いページ)、引数が多く複雑な動的URL、重複ページなど、メインインデックスに登録する価値がないページで構成されている。このインデックスに登録されたページは概して検索ランキング上位に表示されにくいため、サイト運営者の立場からすれば自分のサイトが補足インデックスに掲載されている問題は早急に解決すべき問題だ。
Googleは2006年にインフラを刷新し、補足インデックスの鮮度や情報量を拡充した。今夏には全ての検索クエリで補足インデックス上のページも検索できるようになる見込みだ。このように両者のインデックスの差がなくなってきたことから「補足結果(Supplemental Results)」のラベル表示を廃止することにしたという。
Supplemental goes mainstream [Google Webmaster Central Blog]
http://googlewebmastercentral.blogspot.com/2007/07/supplemental-goes-mainstream.html
cf.