米Googleは2007年12月18日、ウェブ検索結果において一部のウェブページのリンクに表示していた「補足結果(Supplemental Results)」を廃止したことを明らかにした。
補足結果とは、Googleが関連性が低い、重要度が著しく低いと判断したページにつけられるもの。2003年以降、Googleは検索利用者からの検索要求に対して主インデックス(main index)から適合するウェブページを抽出し検索結果に表示したが、十分なページが存在しない場合は補足インデックス(supplemental index)から適合するページを表示した。
補足インデックスに取り込まれるページとは、PageRank及び被リンクが著しく低いページのほか、複雑な引数(パラメータ)を持つウェブページ、タイトルやメタタグ、コンテンツが重複したページ(重複コンテンツ問題)などが対象。いずれにせよ、SEOマーケッターにとって、自社サイトのウェブページが「補足結果」に含まれていては関連キーワードで検索結果の上位に表示させることが困難なことを示唆していることから、解決すべき重要な問題とみなされていた。
Googleは2007年に同社のサーチ関連のインフラストラクチャを整備し、クロールやインデクシングの技術改良に取り組んだ結果、主インデックスと補足インデックスの差がなくなってきており、検索クエリにより適合する数多くのウェブページを検索結果に表示できることから、補足結果を廃止する旨を2007年7月31日に行っていた。今回、あらためて正式にその作業が完了したことを報告している。
The Ultimate Fate of Supplemental Results [Google Webmaster Central Blog]
http://googlewebmastercentral.blogspot.com/2007/12/ultimate-fate-of-supplemental-results.html
Supplemental goes mainstream [Google Webmaster Central Blog]
http://googlewebmastercentral.blogspot.com/2007/07/supplemental-goes-mainstream.html
cf.