2008年1月の検索エンジンマーケティング関連ニュースのダイジェスト。
◎ グーグルとNTTドコモ、ネットモバイルで提携、iMenu検索にGoogle採用
グーグルとNTTドコモが2008年1月24日に業務提携発表。今春iモード検索リニューアル、Google検索技術とアドワーズ広告を導入。携帯電話利用者数ベースでGoogleが検索シェア約8割に。YouTubeも閲覧可能。
◎ Wikipedia創設者、編集型検索エンジン「Wikia Search」公開
ウィキペディアの創設者・Jimmy Wales氏が2008年1月7日、編集型の検索エンジン・Wikia Searchアルファ版を公開した。「透明性」「コミュニティ」「品質」「プライバシー」の4原則を掲げており、ランク付けの計算根拠やアルゴリズムの公開、ユーザーによる貢献などを特徴としており、公開前はGoogleのアルゴリズム検索への対抗馬として注目を集めていたが、公開直後のネット上の評価は散々。Jimmy氏も現時点での検索クオリティの低さを認めている。
◎ 百度、日本語検索サービスを正式開始
中国最大手の検索エンジン・百度が日本での検索サービスを正式スタート。複数の検索エンジンを使い分けている現状を踏まえ、まずはセカンドサーチエンジンとしての位置づけをアピール。今後は検索精度の改良に注力。
◎ マイクロソフト、ノルウェーのFASTを買収
マイクロソフトが今後の成長が見込まれるエンタープライズサーチ市場の大手・ノルウェーのFAST買収を12億ドルで買収。FASTは欧州のキャリアにホワイトレーベルのモバイル検索技術を提供しているほか、ウェブ検索技術の資産も保有しており、今後Live Searchの品質改良にも利用されるのではとの憶測も。
◎ 世界の検索シェア、Googleが62.4%、3位に中国・百度ランクイン。
米Nielsen Onlineが2007年12月の検索エンジンシェアを発表。1位のGoogleはシェア56.3%、検索回数約40億6000回。米comScoreが発表した全世界の検索エンジンシェアでは1位Googleが62.4%、3位に中国・百度がランクイン。
◎ 米国キーワード広告自動管理・最適化ツール開発会社、日本市場へ
欧州のTDテクノロジーが日本法人設立、自動入札管理ツール「BidBuddy」を販売。米SearchIgniteはポートフォリオ型入札ツールをネット広告代理店2社を通して販売開始。
◎ 米Google、ウェブ検索にローカル情報を最大10件表示
米Googleウェブ検索、2008年1月23日よりウェブ検索結果上にローカルリスティングを掲載。地図と周辺ビジネス情報、口コミへのリンクを最大10件表示。ローカルビジネス展開企業はローカルSEOの対応求められる。
◎ Yahoo!、2008年第1回のインデックス更新実施
ヤフーが2008年1月23日にYSTのインデックスとアルゴリズムを更新。2008年第1回。Googleは1月13日にPageRankとバックリンクのデータを更新。