米GoogleのAdam Lasnik氏はインタビューの中で、アクセスカウンターに埋め込まれた隠しリンクはガイドライン違反であるとの見解を明らかにした。
指定されたHTMLコードを貼り付けるだけで無料で利用できると配布されているアクセスカウンタの中には、ソースコード内にひっそりと特定のサイトへのリンクが埋め込まれている場合がある。これはカウンタ配布者がSEOを狙っており、カウンター利用者が増えれば増えるほど、隠しリンクに設定されたサイトへのリンクが集まり、難易度の高い検索キーワードでのSEOを実現する。
しかし、こうした隠しリンクはアクセスカウンタ利用者が了承して張り付けたものではなく、Googleのガイドラインにも明らかに違反するという。Googleはこうしたリンクを検出した場合、そのアクセスカウンタを配布しているサイトに対する措置を講じるとAdam Lasnikは説明する。
日本国内でも無料で配布されているアクセスカウンタやウェブ解析、その他各種ツールの中ソースコード内に noscript や 1ピクセルの画像に隠しリンクがSEO目的で設置されているものは少なくない。今回Adam Lasnik氏がインタビューに答えるまでもなく、隠しリンクとしてガイドラインに違反するという解釈は導くことができるため、良識があれば(たとえ実害がなくても)手を出さない。
しかし、過去にGoogleが実際に隠しリンク埋め込みツールにペナルティを課したことはないため※、問題にならない手法として利用されている可能性もある。
※ アクセスカウンタ埋め込みリンクがスパムと判定されて、配布サイトがインデックスから除外されたという事例を私は聞いたことがないです
Adam Lasnik: Well, first as you know, what you see in "Link:" is not always fully representative of the back-links that we know about. As I understand it these are hidden links, so if someone puts a counter on their page, and there is a link there that the site owner doesn't actually know about, they are not editorially giving that link. And, hidden links are definitely against our webmaster guidelines, so right there that I think confirms your thought that this is not a practice that we condone or support. And, when we are aware of it, we will take action against the site that is establishing these counters and distributing them. [Adam Lasnik Discusses WebSpam with Eric Enge, STONETEMPLE CONSULTING]