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Google、正当な自然リンクを有料リンクと誤認か?サイト担当者は困惑

米国のSEO会社・Globe Runnerに勤務するBill Hartzer氏によると、Google の再審査リクエスト担当者が、メディア記者が取材の結果として引用時に用いたリンクをガイドラインに違反すると指摘した。

Bill Hartzer氏が担当する顧客ウェブサイトで起きた出来事だ。この顧客サイトは、不適切な外部リンクが張られているとして Google からガイドライン違反の指摘を受けた。同サイトが以前に契約していた SEO会社の仕業であるが、Bill Hartzer氏は外部リンクを洗い出して、問題のあるリンクの削除を行ったうえで再審査リクエストを実施したという。

Google は2013年以降、リンクに関するガイドライン違反が確認された場合、問題のあるリンクをいくつかサンプルとして具体的に例示している。今回、この再審査リクエストへの返信には、まだガイドラインに違反するリンクが残っていることが指摘されており、具体的に(Googleが問題視している)リンクが並べられていた。

ところが、Hartzer氏によると「2本のリンクは HARO (Help A Reporter Out) からのもの」「1本のリンクは、ニュースワイヤを通じて配信されたプレスリリースを、メディアが拾ったもの」だったという。

HARO は情報源とジャーナリストや報道関係者をマッチングするオンラインサービスであり、リンクを金銭等で取引するサービスではない。今回も、ジャーナリストが記事を執筆した中で引用元としてオーナーを引用したに過ぎないとのことで、リンクのアンカーテキストもキーワード詰め込みの類ではなく、一般的なブランドだったという。つまり、まっとうな(Google が本来評価したい)リンクにも関わらず、それがガイドライン違反の具体例としてリストアップされてしまったわけだ。

プレスリリースについても、顧客のサイトが公式のToys for Tots注文受付場所という案内にすぎなかった。

今回 Google が何故、これらのリンクをガイドライン違反として例示したのか理由はまだ明らかになっていない。少なくとも客観的には問題がないはずであり、単に今回の担当者が誤認した可能性もある。

Google Targets Help A Reporter Out, Press Release Links as Bad Links [Globe Runer SEO]

http://globerunner.com/google-targets-help-reporter-prweb-links-bad-links/

[UPDATE] どうやら、問題のリンクは HARO サイトではなく、提携先サイトに掲載されたリンクだったようだ。HARO 自体が問題視されているわけでもなさそうとのこと。

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