米Yahoo!とMcAfeeは2008年5月6日、検索結果に含まれる有害・危険なサイトに警告を表示する「SearchScan(サーチスキャン)」ベータ版の提供を開始した。
SearchScanはMcAfeeが提供する、サイトの安全性を評価するSiteAdvisorの技術を利用し、スパイウェアやアドウェアなどのソフトウェアをインストールしようとするサイト、フィッシングサイト、あるいは大量スパムメールを送信する恐れのあるサイトなど、危険と判断したサイトを検索結果の当該リンクに赤いアイコンを表示して警告する。さらに、単に訪れるだけで危害を与えるサイトはYahoo!の検索結果から取り除く。SearchScanによって誰でも安全に検索サービスが利用できるようになるとYahoo!は説明している。
SearchScanはベータ版として提供され、米国のほかカナダ、英国、フランス、ドイツ、オーストラリア、ニュージーランド、スペインでも利用できる。日本は未対応。
McAfeeが2007年に実施した調査によると、検索結果の4%に危険なサイトが含まれており、最も危険なサイトが多かったのがYahoo!の5.4%(MSN 4.2%、Google 3.4%)だった。
Yahoo! SearchScan
http://tools.search.yahoo.com/newsearch/searchscan
New SearchScan Feature from Yahoo! Search Warns Users About Dangerous Sites Before They Click on Them
http://yhoo.client.shareholder.com/press/releasedetail.cfm?ReleaseID=308465
マカフィー、「検索エンジンの安全性に関する調査報告」第3版を公開 ~毎月2億7,600 万件を超える検索がユーザを危険なサイトへ誘導~
http://www.mcafee.com/japan/about/prelease/pr_07a.asp?pr=07/06/05-1