Yahoo!検索が一部のユーザーを対象に、ブレンド検索のテストを実施している。たとえば「札幌 レストラン」と検索すると画面のように、検索結果の最上部(自然検索やスポンサードサーチよりも上)に、キーワードに該当する地図と店舗の位置などを表示する。
確認したところ、地域系ワード(札幌、仙台、横浜市、豊島区など)とサービス・ビジネス系ワード(オフィス、中華、イタリアン、病院、本屋など)を組み合わせて検索した時に地図が表示される。地域キーワードに該当する地点を中心とした地図に、その近辺にあるビジネス情報がプロットされる。地図の左側には店舗情報とレーティング(評価)、さらにクチコミや経路検索へのリンクを表示する。飲食店情報に表示される評価データはYahoo!グルメから引用されている。
今回のテストで表示される地図や店舗情報の表示レイアウトは、ウェブ検索で同様の試みを昨年から進めているGoogleのユニバーサル検索と同じ。2008年1月頃よりgoogle.co.jp でも地域ワードと掛け合わせ検索した時に地図と周辺の店舗を表示している。ただし、自社でコンテンツを持たないGoogleは、食べログなど外部のクチコミサイトへリンクを表示するのに対し、ポータルサイトとして独自のコンテンツを持つYahoo!は自社の各バーティカルのプロパティと連携させている点が異なる。自社で保有するコンテンツと連携させられるYahoo!のほうが柔軟性が高いため、今後の機能改良でより便利になることが期待される。
Yahoo!検索で「表参道 本屋」と検索
cf.
ヤフー、ブレンド検索のテストを実施 - ウェブ検索に地図やクチコミリンクを表示 [サーチエンジン情報館]