Google Germanyがアドワーズ広告のプロモーションサイト"Google Full Value of Search"にて、Google、Eye Squar、INTが共同で実施した消費者の検索行動に関する調査データが掲載されている。
自然検索と有料検索広告のセクションでは、検索利用者の目の動きを追うアイトラッキングのデータを掲載。検索結果を開いてから最初の5秒間でユーザーが見る場所をヒートマップ表示したものだが、画面の左上、つまりアドワーズ広告のプレミアムポジション(自然検索より上の3つ)と自然検索1,2位に視線が集まっていることがわかる。また、インフォメーショナルクエリ(ある質問に対する回答、など)とトランザクショナルクエリ(ダウンロードする、購入する、など)における検索結果の見方の違いを表したヒートマップでは、前者より後者の方が検索結果のより下の方まで目を通していることがわかる。
また、この実験参加者へのインタビューの中で、検索結果には広告が含まれていることを知らず、検索最上部のリスティング背景が黄色になっている理由として(正しくは、広告であることを示すために背景色が変えられているのだが)ユーザーの1人は「最も関連性が高いから色が変わっているんだよね」という趣旨の回答をしている。
アドワーズ広告の効果の高さを示すものとしてGoogleは上記のコメントを紹介しているが、同社Sergey Brin氏は以前のインタビューにおいて、自然検索と広告を区別することは重要であり、Googleはこの2つを明確に大きな”壁”で分断しているが、他の検索エンジンははっきりと区別していないと、自然検索とわけ隔てることが大事だと力説していた。
Google SERP アイトラッキング調査
http://www.full-value-of-search.de/key_questions/3/answers/15
cf.