米Googleは2008年11月12日、メディアプランニングツール「Google Ad Planner」ベータ版を一般公開した。
Google Ad Plannerは広告戦略の立案を支援する無料のツール。2008年6月25日に限定ベータ版が公開されたが、今回はGoogleアカウント所有者であれば誰もが利用可能。Google Ad Plannerはオーディエンスの性別や年齢層、年収などのデモグラフィック属性や興味・関心を軸に、ターゲットオーディエンスにリーチ可能なWebサイトを見つけることができる。抽出されたサイトはユニークビジター数やページビュー、訪問者のデモグラフィック情報も参照できる。
今回の一般公開にあわせ、新規機能も追加された。1つ目はオーディエンスの絞り込みに検索クエリやジオターゲティング機能。たとえばビデオゲームファンのオーディエンスを"video games"や"video game codes"などの検索クエリや、州や都市などの地域でオーディエンスを設定できる。
2つ目にサイト一覧の並び順。新たに「ターゲットオーディエンスに近いサイト」「メディアキャンペーンの規模を大きくする人気サイト」そしてこの両者のバランスをとった3種類の並び順を選択できる。3つ目がインタラクティブバブルチャートで、デモグラフィックやフリクエンシー、トラフィック、ユニークビジターなどからサイト比較を容易に行えるようになった。最後にオーディエンスデータの対象国の拡大で、米国に加えてフランス、ドイツ、イタリア、スペイン、英国に対応。今後も順次、Ad Planner対応国を拡大していく。
Google Ad Planner: new features, available to everyone [Inside AdWords]
http://adwords.blogspot.com/2008/11/google-ad-planner-new-features.html
Google Ad Planner navigation video
Defining an audience video (2:25)
Reviewing sites video (2:52)
Adding sites to a media plan video (1:04)
Using media plans video (1:36)
Comparing sites with the interactive bubble chart video (2:34)
Importing sites into Google AdWords video (1:26)