米Googleは2009年7月15日、音声通信サービス「Google Voice」(グーグルボイス)のモバイルアプリケーションを公開した。加Research in Motion(RIM)のBlackBerry用とAndroid用の2つ。
Google Voiceは2007年7月に買収した米GrandCentralのサービスをベースに、今年3月に公開。ユーザにはGoogle Voiceの電話番号が提供され、その番号にかかってきた通話を自宅や職場、携帯電話など複数の回線に転送することができる。ただし、アドレス帳から直接電話をかけられなかったり、Google Voice番号を発信元として通話をするのは面倒な作業が必要だった。
今回リリースしたGoogle Voiceモバイルアプリ for Blackberry / Androidは、Google Voiceを発信番号とした通話を携帯電話から直接行えるようになり、通話の発着信をGoogle Voiceという1つの番号で管理可能になった。また、アドレス帳から番号選択した直接通話、モバイルアプリからSMSの送信や国際通話も可能。
Google Voice mobile app for Androidはアプリ配布サイト「Android Market」からダウンロード可能。Blackberry版は公式サイトにアクセスしてダウンロードする必要がある。
なお、Google Voiceは専用のアカウントが必要で、現在は米国内のユーザに限定している。iPhone用アプリはAppleと交渉中で将来提供される予定。
Google Voice
Google Voice invitation request
https://services.google.com/fb/forms/googlevoiceinvite/
Google Voice mobile app for Blackberry and Android [Google Blog]
http://googleblog.blogspot.com/2009/07/google-voice-mobile-app-for-blackberry.html
Google Voice Goes Mobile [NYTimes.com]
http://bits.blogs.nytimes.com/2009/07/15/google-voice-goes-mobile/