米Googleは2009年10月26日、リッチスニペットの導入を促進するためのサポートツールの提供を開始した。
[UPDATE] 2011/06/02 検索3社が協力して構造化データマークアップを標準化、Schema.orgイニシアティブ発足
リッチスニペット(Rich Snippets)とは、レビュー(評価)や商品の値段、人物の肩書きなど、ページに関するより詳細な情報を検索結果上に表示する機能。これらはGoogleがサポートするmicroformats(マイクロフォーマット)やRDFaなどウェブを構造化する(Structured Web)するための記述ルールにしたがってページを作成することで対応可能となる。同等の機能は米Yahoo!が2008年春からSearchMonkeyという名称でリリース済み。Googleが追随している形となる。
Googleは構造化データによってウェブが便利になることを理解しており、このリッチスニペットの普及にあたりユーザからのフィードバックを受けている段階。今回、このコンテンツマークアップを支援するためのツールを3つ公開した。
第1に、リッチスニペットの表示方法を確認できるRich Snippets Testing Tool。これは実際にウェブをmicroformatsやRDFaで記述したときに、Google検索結果にどのように表示されるか画面上で確認できるツール。同記述をしたURLを指定してプレビューボタンを押すと、検索結果に表示されるイメージが現れる。
第2に、リッチスニペット導入のためのドキュメントを追加。あらたにリッチスニペットの活用テクニックやFAQコンテンツを増やし、最大限にリッチスニペットを利用するための解説を充実させた。
最後に、動画コンテンツの収集・登録を促進するためのRDFaとFacebook Shareの正式サポートを開始した。
なお、要件を満たした構造化データを用意しても、必ずGoogle検索結果にリッチスニペットが表示されるわけではない。リッチスニペットを表示するか否かはGoogleの検索アルゴリズムによって自動的に決定される。
Help us make the web better: An update on Rich Snippets [Google Webmaster Central Blog]
http://googlewebmastercentral.blogspot.com/2009/10/help-us-make-web-better-update-on-rich.html