米Yahoo!は2011年3月24日、検索キーワードを入力する文字列にあわせて次々と関連する検索結果を表示する新サービス「Search Direct」(サーチダイレクト)ベータ版を公開した。同社の検索トップページ( search.yahoo.com )から利用可能だ。
2010年秋に米Googleが発表したインスタント検索は新しい検索体験を提供するとして話題を集めたが、その機能に相当するのがYahoo! Search Directだ。Direct Searchも同様に、ユーザが入力中のキーワードの文字列にあわせて、次々と関連するウェブサイトを表示する。
米Googleは自動的に検索結果画面そのものを切り替える形式をとっていたが、Yahoo!は検索結果画面そのものではなく、候補10ワードをリストアップし、カーソルを合わせると関連性が高いサイトへのリンクやコンテンツを数件表示する。例えば、earth と入力した時点でGoogle Earch へのリンクとサイトリンクを表示するが、続けて quake (earthquake)とタイプすると、最新のニュース記事へのリンクに変わる。同様に、hp note と入力すると米HP社製のノートPCの写真や価格情報のリンクが表示される。従来のダイレクト検索も継承され、例えば weather tokyo と入力すると東京の天気予報が表示される。
検索窓にキーワードを何も入れない状態でも、話題のキーワードとそれぞれの関連リンクを表示する機能もある(Trending Searches)。
現在Direct Searchが対応するのは映画、テレビ、天気、ローカル、旅行、株価、ショッピングなどのカテゴリだが、今後さらに拡充していく計画。
Yahoo! Introduces Search Direct — A Simpler Way to Find Answers Fast
http://yhoo.client.shareholder.com/releasedetail.cfm?ReleaseID=559625