SEMリサーチ

企業で働くウェブマスター向けに、インターネット検索やSEOの専門的な話題を扱います

マイクロソフト、Bing (JP) をリニューアル - デザインは米国版を踏襲

マイクロソフトの検索エンジン・Bing(ビング)日本語版が検索サイトの全面リニューアルを実施した。先行して導入された米国版の画面を基本的に踏襲しており、検索結果に表示される情報を再整理するとともに重複していた一部ナビゲーションの削除や空きスペースの調整を行っている。検索サイトトップページの検索窓の位置も変更されている。

検索結果画面の上部には、「言語で絞り込む」「地域で絞り込む」のプルダウンメニューが用意されているが、選択できる地域が”日本”1つのみとなっており、存在意義が不明だ。

Bing米国版は Facebook アカウントと連携させることで、検索結果画面に表示された任意のリンクを Facebook 上でシェアするための機能などが備えられているが、そういった拡張機能は日本語版には実装されていない。

なお、今回のリニューアルに伴い、他国版のBinglを選択することができなくなった模様だ。検索利用者のIPアドレスを元に自動的にバージョンを決定しているようで、たとえば日本国内から Bing 米国版にアクセスすることはできない。検索詳細設定画面で言語を任意に指定することにより、その言語を含めた検索結果を表示することはできるが、最新機能が一番最初に投入される米国版で提供されている各種検索機能を日本から試すことは事実上不可能となっている。

ちなみにBing米国版では現在、5回検索すると Xbox 360 が当たるキャンペーンにエントリーできる。

#

この手のニュースの時は、各国語バージョンの検索サイトを確認してから記事にするのですが、本文で触れたとおり Bing は何故か他国バージョンを選択することができなくなっています。今回は米国にVPN経由で接続して目視確認しましたが、どうしてこういう仕様にするのでしょうか・・・。非英語圏だけど英語版使いたい外国人は少なくないはずです(日本人が米国出張した時に日本語版使いたいだろうし)。

COPYRIGHT © 1997-2021 渡辺隆広(わたなべ たかひろ) ALL RIGHTS RESERVED.

お問い合わせ(お仕事の相談、講演依頼など)

SEMリサーチ(www.sem-r.com)に掲載している文章及び図版の無断使用及び転載を禁じます。著作権侵害行為には厳正に対処します。

免責事項:SEMリサーチは、本記事中で触れている企業、商品、サービスの全て(情報)について、有用性、適合性、正確性、安全性、最新性、真実性に関する一切の保証をしておりません。各自の判断でご利用下さい。