米Microsoftの検索エンジン・Bingは2012年5月2日、検索結果のデザインを刷新した。
Bingチームは過去数ヶ月にわたり様々な実験を行い、検索利用者がどのように検索結果を見ているのかを研究した。そのデータを元に、今回のデザインを決定した。新デザインは不必要な情報を排除しており、画面左側に位置していたナビゲーションを取り除いたほか、ページヘッダーも最小化して、検索した時の画面の一貫性とわかりやすさを重視した。
Bingによるとデザインだけの変化だけでなく、ページロード時間も改善されているという。Facebookアカウントとコネクトした場合に表示するソーシャルアノテーションも、各リンクのタイトル左側に表示することでまとめらており、GoogleがSPYW (Search Plus Your World)開始時に批判を浴びた、ソーシャルデータによる検索結果の見づらさという問題をうまく解決している。
検索エンジンBingBingは2009年6月のリリース以来、様々な機能追加・削除やデザイン変更を追加実施してきたが、結果としてページあたりの情報量が無駄に増え、検索タブが画面上部に二重に設置されて画面を占拠したり、利用者が少なそうな機能が画面左に並べられていたりと、直近の検索結果はお世辞にも使いやすいとはいえない状況になっていた。
この新デザインは現時点で Bing.com (米国版)のみ適用される。
Bing Gets a New Look
http://www.bing.com/community/site_blogs/b/search/archive/2012/05/02/bing-gets-a-new-look.aspx
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GoogleのSPYW の酷さを経験した後にこのBingの検索結果デザインを見ると、わかりやすさ、差別化という点で評価はしたいのですが・・・しかし。Bing は簡単に検索結果の言語や国を変更できなかったり、国単位の機能追加が相変わらずで。どうしてグローバル視野で開発しないのかしら。