辻氏が一人で騒いでいた Google のパーソナル検索・ Search, plus Your World (以下、SPYW)だが、適用対象ユーザーが大幅に拡大している模様だ。本日早朝、社内の各社員の PC で確認したところ、ほぼ全員のブラウザで SPYW が適用されていることを確認した。
2014年4月14日午前10時時点で Google から特にアナウンスはない。SPYW が適用された環境下では、自分がフォロー(サークルに追加)している Google+ページが投稿した内容が、検索クエリと合致する時に自然検索結果に表示されるようになる。
企業サイドから見ると、自分のGoogle+ページをフォローしてくれているユーザーに対して、(検索結果を通じて)最新情報をユーザーに露出させやすくなっているため、Google+ で多くのユーザーとの交流を深めることで、よりスムースに情報を届けやすくなる。
あくまで Google+ページをフォローしている/フォローされているユーザー(アカウント)間の検索結果にのみ影響するものであり、それ以外(ページをフォローしていない)ユーザーの自然検索結果には影響を及ぼさない。つまり、例えば「Google+ページ 10,000ユーザー 5万円」といった商品を購入して Google+ページのフォロー数を水増ししても、一般検索結果における検索順位を改善できることはない。SPYW については別記事(Google SPYW の仕組み)で詳細に触れているので、関心がある方は確認してほしい。また、Google+ の各種機能が SEO にどんな影響を及ぼすのかについても別記事を用意している。
Twitter や Facebook、SnapChat、Pinterest、Vine などの各種ソーシャルメディアと比較すれば利用者数が劣り、ゴーストタウンなどと揶揄されることもある Google+ であるが、検索との連携・融合は着実に進んできているので、検索トラフィックを重視される方は動向はきちんと追っていくことをお勧めする。