米Googleは2012年12月12日、ウェブサイトの構造化データを手軽に扱えるようにするための新機能「データハイライター」(Data Highlighter)を公開した。現時点で英語のみで、”イベント”関連の構造化データのみに対応する。
Googleは現在、検索利用者にリッチスニペットなど優れた検索結果を提供する為に、構造化データ(structured data)を積極的に活用している。しかしウェブマスターにとっての大きなハードルは、構造化データを Google に提供する為には自身が運営するサイトのHTMLコードに手を加える必要があった点だ。
データハイライターは、HTMLの変更なしに Google にデータ構造を提供するためのブラウザから利用するツール。使い方は簡単で、マウスを使って自分のウェブサイトのコンテンツを選択して、タグ付けをするだけ。利用者のタグ付けに従って Google が自動学習し、ページのデータ構造を理解していくため、利用者は5~10個のタグ付けを手動で行えば、その他のデータ構造はおおよそ Google が自動的に認識できるという。
Introduction to Data Highlighter
作業が終わったら、その構造化データを Google に送信する。以後、Google はそれを活用してリッチスニペットなどに対応していくとのことだ。クロールされた内容は、構造化データダッシュボードで確認することができる。
なお、先に触れた通りデータハイライターは現時点(12月12日)で言語は英語のみ、対応するデータ構造はスポーツやコンサート、フェスティバルなどのイベントのみとなっている。他の言語やデータ構造には今後数ヶ月で順次対応していく計画。
Introducing Data Highlighter for event data
http://googlewebmastercentral.blogspot.jp/2012/12/introducing-data-highlighter-for-event.html
About Data Highlighter
http://support.google.com/webmasters/bin/answer.py?hl=en&answer=2692911
データハイライターについて
http://support.google.com/webmasters/bin/answer.py?hl=ja&answer=2692911
#
こうやって導入ハードルさげていかないと本格的に普及しませんからね。