米Googleは2013年12月3日、検索キーワードの動向や流行を調査できるツール「Googleトレンド」に新機能を追加し、複数のモノゴトを指し示す言葉の意味を区別して比較することが可能となった。
例えば "rice" は "Rice University" という大学を指す rice と、食べ物の"rice"という2通りの意味がある。従来のGoogleトレンドはこの2つの意味を区別せずに rice の動向をレポートしていたため、意味を区別したい場合はユーザー側でクエリを工夫するなどの努力が必要だった。
ベータ版として導入された Topic Reports(トピックレポート)は、検索窓に調査したいキーワードを入力すると、"Rice University (University)" と "Rice (Cereal)" を予測表示するため、例えば Harvard University と Rice University といった具合に調査したい物事の意味を合わせてレポートを参照できる。
また、スペルミスや略語なども含めて、同じモノを指し示す言葉を自動的にカウントする機能も追加された。
現時点で70万を超えるトピックに対応しており、宮崎駿(映画監督)やバラク・オバマ(第44代米合衆国大統領)、LAX(テレビ番組/ロサンゼルス国際空港)、UFO(バンド/未確認飛行物体)、goo(検索エンジン/アルバム)などのデータを収録している。また、調査対象キーワードの世界全体のおけるデータだけでなく、7カ国(ブラジル、フランス、ドイツ、インド、イタリア、英国、米国)を指定することも可能。今後も正確性を高めていくとともに収録データやトピックを増やしていく計画だ。
Google Trens
An easier way to explore topics and entities in Google Trends [Google Inside Search]
http://insidesearch.blogspot.jp/2013/12/an-easier-way-to-explore-topics-and.html