SEMリサーチ

企業で働くウェブマスター向けに、インターネット検索やSEOの専門的な話題を扱います

お知らせ:SEMリサーチ 12年目

いつもご覧頂いている皆様、ありがとうございます。2003年8月1日に開設した当サイトは今月で12年目を迎えることになりました。

Twitter 等で何度か言及しているのですが、私にとって SEO 関連の基本的な理念や概念、方針といったお話は「3週目」ということもあり(※ いま議論されていることは、1998年前後と2004年前後の2つの時代に散々議論されたし結論でてますよね、またそれ蒸し返しますかという意味)、そのレベルの話は正直、あまり興味関心がありません。

その一方で、ウェブの環境も技術もデザインもビジネスも変化してきた中で、『このサイトで SEO を進めるためにはどうしたらいいの?』という具体的な実行方法は頭を悩ますことも増えてきたように思えます。(スパム手法の話を抜きにして)自然リンクの構築手法は、10年前と根本的に違いますからね。Google の検索アルゴリズムが進化して小手先のテクニックが排除されたこと、優れたコンテンツを評価するという理想に近づいてきたことにより、本質に忠実に実行すればよくなってきた半面、その高度で複雑さゆえに検討課題が増えてきたといった方が良いでしょうか。

サイト運営における必然で導入されているデザイン要素と、検索エンジンフレンドリーを得るために導入された要素の融合が進んで、両者の分解が難しくなった、言い換えれば(サイトの種類や規模にもよりますが)細かい施策はいらないんじゃないの?と考えられるような場面も増えた一方で、いやでも競合企業よりも検索での発見性を高めるためには何か SEO 施策が必要でしょ、実際うちの企業は劣っているわけだし!という現場担当者目線で考えると確かに成果を伸ばすためにユーザへの利益を維持しつつ実現できる自然検索トラフィック増施策を検討しないといけないですよね…という、こういう悩みは昔はなかったと思うのです。大抵は、SEO 的にはヒドいサイトが多かったですからね。

そんな背景がありまして、本当はもっと実務的な、「こういう場面ではどんなベストプラクティスがあるの?」「こういうケースはどう対処するの?」的な話題の記事をもっと増やしたいなと思う反面、より多くの方に役立つような抽象化・一般化させて文章にするのは負担も多く、また私は他のデジタル領域も見ていて時間の制約もありますので、結論としてそういった実務的な話は電子書籍でまとめさせていただきたいと思います。

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