米Google が一部の検索利用者を対象に、スマホ対応サイトを示すアイコンを検索結果画面に表示するテストを実施している。
同様のテストは2012年に確認されたことがあるが、再びテストが行われているようだ。これを報じた Google Operating System に掲載されているスクリーンショットを見ると、スマートフォンから Google検索を利用した時に、スマートフォンに最適化されたサイトが検索にヒットした時はアイコンが URL欄の左側に表示されることが確認できる。ちなみに2012年に確認されたテストではURL欄の右側だった。
Google は常時、様々なテストを実施しており、その1つ。2012年時のスマホアイコンのテストが結局正式採用されなかったように、今回もこのままテストで終了する可能性もある。
Google Tests Icon for Smartphone-Optimized Results
http://googlesystem.blogspot.jp/2014/09/google-tests-icon-for-smartphone.html
スマートフォンの利用者が急速に増えた一方で、パソコン版のWebサイトだけを提供しているサイトもまだまだ多く、スマホからの閲覧には技術的・デザイン的に適さないサイトも少なくない。Google はリンク先がスマホ向けに最適化されていることを予め示すことで、検索を通じて発見したそのリンク先もストレスなく快適に閲覧できることをユーザーに伝えて、検索体験の満足度を高めたい狙いがあると考えられる。ただし、このアイコンの意味がユーザーに伝わるのか、つまりアイコンの有無で本当に満足度が上がるかどうかは別で、検索会社がユーザーの為を思って加えた新機能があまり貢献しない(最近の例なら Authorship)ことも多々あるため、それを確かめたいのだろう。
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手元にあるいくつかのスマートフォンで google.co.jp と google.com の両方試してみましたが、確認できず。米国内のネットワークからも試しましたが表示されなかったので、一部ユーザー向けのテストですね。