米Facebookは2015年1月29日、ユーザーの現在地に基づいて関連性の高い情報を表示するニュースフィードの新機能「Place Tips」の提供を開始した。現時点では、iPhone用Facebookアプリを利用しているユーザーで、Facebookの言語を「英語(米国)」に設定している場合に適用される。
現在地のお役立ち情報を表示する Place Tips
Facebook画面のPlace Tipsをタップすると、今いる場所についての情報、たとえば友人がシェアしている周辺の場所の写真や投稿が表示される。また、今いる場所がレストランなどのお店であれば、そのお店の Facebookページに掲載されている投稿やメニュー、イベントなどの予定が表示されるという。
Place Tipsの現在地検出の仕組み
Place Tips はユーザーの携帯電話のネットワークや Wi-Fi、GPS情報から現在地を特定する。また、正確な場所から適切な情報を利用者の携帯電話に届けるための仕組みである Facebook Bluetooth ビーコンを使ったテストも一部の場所で開始する。
Place Tips は設定を有効/無効 にする方法
発表時点で、Place Tips は iPhone 用 Facebookアプリの設定メニューからオンオフが可能。Settings の Locations > Place Tips Settings から、変更できる。
Place Tips まず米国からテスト
Facebook によると Place Tips は今後数週間以内に米国のニューヨークにあるセントラルパークやブルックリン橋、タイムズスクエア、自由の女神像などの場所でテストを実施する。Facebook Bluetooth ビーコン によるテストもDominique Ansel Bakery、Strand Book Store などのニューヨーク市内でビジネスを展開するパートナーと共に行われる計画。
Google Now に同等機能あり
現在地にあわせてお役立ち情報を表示する機能といえば、Google Nowがある。Google Now もまた、現在地にあわせて天気予報や周辺の観光スポットや娯楽施設、付近の写真をカード形式で表示してくれる。これから向かう先が予め認識されている時(たとえば後ほど向かうはずの宿泊施設など)は、その場所への地図案内も表示してくれる。Place Tips もソーシャルグラフと結びつけつつ、同じようなことを実現したいのだろう。
ニュースフィード上の新機能「Place Tips」のご紹介
http://ja.newsroom.fb.com/news/2015/01/placetips/
http://newsroom.fb.com/news/2015/01/introducing-place-tips-in-news-feed/
Place Tips Help