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検索エンジンスパムと戦う Google

2月26日のWebmasterworld's Publishers Conference にて、Google がスパム対策に真剣に取り組んでいることを 同社のシニア・ソフトウェアエンジニア Matt Cutts 氏が 明らかにした。同氏は Google にて adult safe search filter (アダルトセーフサーチフィルター)を担当した人物。

以下、Webmasterworld's Publishers Conference の内容をまとめます。

ゲストブックとウェブログコメント

まず、ゲストブック(掲示板)とウェブログ(weblog)コメントの評価を下げるとのこと。コメントスパムへの対処で、後者については以前から問題が指摘されていたことです。また一方で、ユーザーエクスペリエンスが高いWebサイトを作ることが、Google での上位表示の助けになるだろうともコメント。

Google のスパム対処について

Google がスパム対策に投入するリソースを増加するのに伴い、Webページをインデックスする時にスパマーを自動的に検出するようにする。もしWebページが自動的に(スパムと)検出された時は一時的にブラックリストに掲載する。一方、マニュアルで(手動で)インデックスから除外した場合は話が別。というのはマニュアル除外された場合、再度インデックスに掲載されるためには webmaster@google.com 宛に件名を "REINCLUSION REQUEST"として送信しなければならないからだ。

なお、ブラックリストに掲載されないようにするためには次のことを守ること。

・偽りのコンテンツを掲載しないこと

・クローキングをしないこと。

・「量」だけでなく「質」の伴ったリンクを獲得すること

将来の Google

Google はここ4ヶ月の間にインフラの再整備を行った。その詳細は明らかにしていないが Google は今後新たな新機能を提供するだろう。Google は「質の良いコンテンツ」と「スパム」の再定義を行っており、今後はより注意深くコンテンツに注意を傾けるようになるだろう。

Matt Cutts 氏はさらに、今後6ヶ月の間に多くの変更が施されるとしている。

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