有料リスティングプロバイダー企業の米 Kanoodle は24日、同社のコンテンツターゲティング広告 "ContextTarget™" の配信先として新たに米メディア MSNBC を獲得したことを明らかにした。
今回の契約で Kanoodle は MSNBC とコンテンツターゲティング広告配信の独占契約を締結、MSNBC の持つ NBC Dateline や Today Show、Nightly News や Newsweek、Washington Post 等の各コンテンツ毎に関連した広告を配信する。また、MSNBC の持つ健康やエンターテイメント、スポーツ、技術など広範囲にわたるコンテンツに対しても有料リスティングを配信する。
#
米Kanoodle のコンテンツターゲティング広告は Google の AdSense と比較して広告主側にある程度コントロールできる裁量権が認められていることから、メディアサイトから支持を得ている。
Kanoodle は米Google が2003年10月に買収した Sprinks から幹部3人を引き抜いて、Sprinks が手がけていた「専門エディターによる適切な広告配信先の選定」を武器に市場シェアを拡大させている。
コンテンツターゲティング広告もシンジケーションビジネス(=陣取り合戦)だが、同市場はまだまだ未開拓であり、新興企業にも参入の機会が十分に残されている。
ref.
Kanoodle、Google と真っ向勝負 - コンテンツターゲット広告
Kanoodle、コンテンツターゲティング広告に"クリック率"を導入 - ClickFactor
[Source]
MSNBC.com Selects Kanoodle as Exclusive Provider of Content-Targeted Sponsored Links; Internet's Largest News Site Joins the ContextTarget Network [Kanoodle Press Release]