Google が複数の米大学と協力して学術文書や論文の検索ができるように準備しているという。
Google は現在、MIT (マサチューセッツ工科大学)やその他16の大学と協力して、これらの大学が学内に保有する学術論文や小論文のアーカイブ(これらを”スーパーアーカイブ”と呼ぶ)にアクセス、Google から直接検索できるように準備しているという。Google は同社の "Advanced Search Page"(検索オプション)より学術論文検索を利用可能にする計画。
この計画に参加している大学ではそれぞれの学術論文にメタデータを付加、Google のクロール、インデックス、そして検索がよりうまく機能するようにしているという。
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米国の各大学ともに、自分の大学内の学術論文を検索するためのシステムは構築してあったのですが、大学を横断して検索できるシステムが今までにありませんでした。ここに目をつけて Google がいくつかの大学と協力して、学術論文検索ができるようにしているわけです。
ところで、この学術論文検索は Google だけのものになるのか?というと答えはNOで、MIT のアソシエイトディレクター MacKenzie Smith によると、「これは別に Google との独占契約ではないし、他の検索エンジンとも協力するだろう」と話しており、きっと米Yahoo! や 米MSN あたりも将来同じことを実現するでしょう。
こういうのは日本の大学でも利用できるようにしてほしいものです > Google
学術論文検索 パイロットテスト参加大学一覧Australian National University
Cornell University
Cranfield University
European University Institute
Hong Kong University of Science and Technology
Indiana University-Purdue University at Indianapolis
Minho University
Ohio State University
Parma University
University of Arizona
University of Calgary
University of Oregon
University of Rochester
University of Toronto
University of Washington
University of Wisconsin
(The Chronicle)
[Source]
Google To Search Scholarly Papers [WebProNews]
Google Teams Up With 17 Colleges to Test Searches of Scholarly Materials [The Chronicle]