米GoogleのMatt Cutts氏は2006年2月7日、検索エンジンスパムを行ったとして検索結果から削除したドイツ自動車大手メーカーBMW (bmw.de)のサイトを検索結果に再掲載したことを明らかにした。
BMW社は検索エンジン用にテキストを詰め込んだページを訪問者用とは別に用意する「ドアウェイページ」と呼ばれる手法を利用、JavaScriptリダイレクトを悪用して検検索結果を操作した。これに対して「不正な検索結果が表示されるようなサイトの作り方を容認することはできない」(Google広報)として問題となったbmw.deのサイトを検索結果から削除した。
BMW社はその後、問題とされたページを削除。Google Webスパムチームもこれを確認し、検索結果に戻した。Googleで「site:www.bmw.de」と検索すると、15,000ページ(2006/02/08 13:00 時点)のインデックスが確認できる。
Googleは検索品質を低下させるような不正行為を行っているサイトを検索結果から削除しているが、問題と判断された箇所を修正してGoogleに再申請(Reinclusion Request)を行うことで、検索結果画面に再度表示させることが可能となっている。
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