米Googleが公式ブログ「Inside Google Sitemaps」において、自然リンク(Natural Links)と人工リンク(Unnatural links)の取扱いについて見解を述べている。
Googleは、コンテンツに価値を見出し訪問者に紹介するために設置されるようなWebで自然発生的に生まれたリンクを自然リンクと定義。一方で検索エンジンに人気があるように見せかけることのみを目的として設置されたリンクを人工リンクと定義している。Googleはこうした人口リンクのいくつかは同社のウェブマスターガイドラインに違反するとしており、例えばランキングやPageRankを上昇させるためのリンクスキームへの参加や、スパムサイトや”悪しき隣人”に対してリンクを張らないこと、また検索エンジンのために作成されたドアウェイページを設置しないよう呼びかけている。
また、一般的にスパムサイトや悪しき隣人”へ”リンクを張ることは自身のインデックスやランキングに悪影響を及ぼしうると説明。こうしたサイト”から”リンクをもらった場合は弊害が及ぶことはないが決してプラスにはならないとしている。
Googleのリンク分析技術を巡っては、先日エンジニアのMatt Cutts氏が「過度の相互リンクを実施しているサイト」や「インバウンド/アウトバウンドリンクの信頼性が著しく低いサイト」に対するクロール頻度を下げる、あるいは登録を行わない場合があることを指摘しており、リンクスパムの横行に対してGoogleは様々な対応策を試みている。
Inside Google Sitemaps: Live in our hometown
http://sitemaps.blogspot.com/2006/05/live-in-our-hometown.html
cf.