[CNET Japan Blogより] 「PageRank 9のページからリンクがもらえる」ことで話題となった、Webで利用される技術の標準化をすすめる団体・W3Cのサポータープログラムのページに、クローラがリンクを巡回しない nofollow タグが追加された。この結果、当該サイトはGoogle PageRank 9の評価を持つが、ページ上のリンクがクロールされなくなるためリンク先ページへの評価には影響を与えなくなる。Googleの考えに従った格好だ。
この問題は、PageRank 9と6が与えられているサポータープログラムのページに、寄付金として年間10万円程度をW3Cに支払うことで指定したテキストリンクを掲載できることから、W3CがPageRankを"販売している"として問題となった。近年、SEO業界におけるリンク売買の問題が論争となっているが、Googleは基本的なスタンスとしてPageRank/リンクの売買を行わないよう再三述べている。
今回、W3Cが nofollowタグをつけたことでW3Cサポータープログラムにリンクを掲載しても検索エンジンに対する評価にはつながらず、検索順位改善に寄与することはない。