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Yahoo!検索 「検索エンジンスパム」の判断例(サイト管理者向けヘルプより)

「検索エンジンスパム」とは

http://help.yahoo.co.jp/help/jp/search/indexing/indexing-18.html

「検索エンジンスパム」とは、検索キーワードと十分な関連性がないにもかかわらず、意図的に検索結果に表示されるように操作をしているページを指します。以下は、検索エンジンスパムの例です。

検索する利用者をほかのページに転送するためだけに存在するページ

リダイレクトスパム。検索エンジン用にテキストを詰め込んだページを用意して当該ページを検索上位に表示。ただしユーザ(ブラウザ)でアクセスした時には指定のページへMETAリフレッシュ、JavaScriptまたはAdobe Flashを利用して転送する行為を指す。「テキストを詰め込んだページを用意して検索上位に表示する」という手法自体、リンク評価の高低で順位が決まりやすい今日においては必ずしも有効とはいえない。

ほかのページとまったく同じ内容で作られたページ

重複コンテンツ(duplicate content)スパム。同一またはほぼ同一のコンテンツを多数用意して見かけ上のコンテンツを増やす。または既に検索上位に表示されているWebページのコンテンツをそのままコピーして検索上位を狙う行為。リンク分析の評価を重視する今日の検索エンジンにおいてそれほど有効な手法ではない。

情報をほとんど公開していないにもかかわらず、自動的かつ大量に作られているページ

リンクだけを書き連ねたページ、RSSフィードやブログ検索を通じて他者のコンテンツをかき集めて自動生成するスパム行為。MFA(Make for Adsense)サイトの構築や、見かけ上のリンク評価を積み重ねるための手法として用いられる。

検索エンジンが付与する表示順のランクを不正に上昇させているページ

リンク獲得のみを目的に実施する手法全般を指す。例えばネットワーク参加型相互リンク、無意味なWebサイト同士でリンクを張り巡らすリンクファーム、CSS等を用いてWebサイト間のリンクを隠す(ユーザには見えない/見えにくくする)行為、Webコンテンツとは無関係にネットワーク上の大量のWebサイトからリンクを張る行為

検索する利用者に見えないテキストを使っているページ

隠しテキスト。白背景に白文字、スタイルシートで画面の表示エリア外にテキスト表示を指定するなど

過度な相互リンクを行い、サイトの認知度を不自然に上昇させているページ

リンクファーム、相互リンクネットワークへの参加など。グループ企業がお互いにリンクを張るのは問題なし。"過度"の解釈の方法。

検索エンジンの検索結果に表示される内容と利用者が目にするページの内容が異なるページ

クローキング。

検索エンジンのために作られたページ

特定の社名を悪用しているページ

これは「楽天」の知名度を利用して、「らくてん」で(楽天とは全く無関係な)Webサイトを上位に表示するケース?それともアンカーテキストを集めて、実在する会社名で検索して別会社に誘導するケース?

過度なポップアップ使用により、利用者の正常な操作を妨げるページ

検索エンジンスパムというよりも、広告スパム。

虚偽または詐欺と思われるページ

Yahoo!の解釈では、これも「検索エンジンスパム」らしい。

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