米Yahoo!は2007年5月3日、Webページ上の重要なコンテンツとそうでないコンテンツを区別するための「Robots-Nocontent」属性(タグ)のサポートを開始することを明らかにした。この変更にあわせてYahoo!検索のインデックスもフルアープデートされた。
Robots-Nocontent属性はクローラ(Yahoo! Slurp)に対して関連のあるコンテンツとそうでないコンテンツの区別を明確に伝えることを目的としたもの。サイト運営者がヘッダーやフッター、広告など、主コンテンツと無関係なセクションに対してRobots-Nocontentでマークアップすることで、検索エンジンはその情報を検索対象から外す。
通常Webページはヘッダーやフッター、ナビゲーション、サブコンテンツ、広告など複数のコンポーネントから構成されているが、検索エンジンがどの情報が重要でどれが重要でないかを区別するのは難しい。サイト運営者がRobots-Nocontentを与えることで関連する検索クエリで最適なページを検索結果に表示できるだけでなく、Yahoo! Slurpもページの内容を適切に理解することが可能になり、検索品質の改善に繋がる。
なお、Yahoo!のRobots-Nocontentサポートに対して米GoogleのMatt Cutts氏が同属性マークアップ内のリンクの取り扱いについて質問したところ、Yahoo!は「リンクは rel=nofollow が与えられていない限り、今まで通り処理する」と回答している。
Introducing Robots-Nocontent for Page Sections [Yahoo! Search Blog]
http://www.ysearchblog.com/archives/000444.html
cf.
ヤフーが新たにサポートした「Robots-Nocontent」って何だ?[サーチエンジン情報館]
UPDATE(1) 初稿にて全く逆の意味の説明を書いていたので訂正しました(2007/5/6 06:30)
UPDATE(2) ゼロから書き直しました(2007/5/6 09:30)