株式会社データクラフトや株式会社ソフトフロントらが参加するコンソーシアムの研究開発事業「Viewサーチ北海道」が2007年度の経済産業省・情報大航海プロジェクトのモデルサービス事業に採択されたと発表した。「ビジュアル・コンテクスト・サーチ」(次世代画像検索)を開発し、観光ナビゲーションサービス「Viewサーチ北海道」に応用することを目指す。
「ビジュアル・コンテクスト・サーチ」(次世代画像検索)は、人間のイメージ処理能力をフルに活用した、テキストに頼らない“あいまいで直感的な画像検索”を可能とする技術。画像の類似性・相違性、ユーザーの検索履歴から抽出される嗜好性に基づいて、多量の画像を仮想空間中に配置し、Webブラウザを通じてユーザーを適切な場所に誘導する。検索対象に対するテキストの依存度が低いため、グローバル展開も容易だという。
「Viewサーチ北海道」は「ビジュアル・コンテクスト・サーチ」をベースとした、お散歩型観光ナビゲーションサービス。北海道大学大学院情報科学研究科・長谷山美紀教授とソフトフロントが画像の空間化、データベース構築を北海道大学、適応的ビジュアライゼーションをソフトフロントがそれぞれ担当、インテリジェント・リンクがユーザビリティの構築と実装化を行い、データクラフトがサービスインテグレーションを担当する。
ユーザーは北海道風景写真を散歩するように自由自在に検索し、魅力的な風景を見ることができる。ブラウザ上で気に入った風景写真画像を選択すると、選択された画像に関する場所・季節情報、ツアーの設計・提案、関連情報などが表示される。また、ブラウザ上に示される提案に沿って交通機関・宿泊施設等の予約・購入も可能。