サンフランシスコで開催されたDomain RoundTable 2008において、米GoogleウェブスパムチームのMatt Cutts氏がドメインとSEOに関する講演を行った。トップレベルドメイン(TLD、Top Level Domain)とランキングへの影響についての会場からの質問に対して、Matt氏はサイトが何のTLDを利用しているかは問題ではなく、リンクの数や価値が問題だと回答した。ごく稀に例外はあるが大半のユーザーにとって気にする問題ではないという。
cf.
SEO「同じHTMLテンプレートから無価値のページを探す」 - Google Matt Cutts氏 :: SEM R
SEO 「ドメインの持ち主が変わった場合、リンク価値をゼロにする」 - Google Matt Cutts氏 :: SEM R
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昔からよく話題にある勘違いされた話についてGoogleが改めて説明。よく検索結果上位100位以内に占めるTLD別の割合を調査して、もっとも.com が多いから「SEOに.comが最も有効」なんて主張する人がちらほらいたけど全くおかしな話。そもそも.comドメインのサイトの数が最も多いし、Googleは昔から存在するドメインのほうを評価しがちなので集計してみれば.comが多くなるのは当然、でもだからといって .com によるランキング影響の因果関係があるとはいえない。