NTTドコモは2008年6月13日、携帯向けネット接続サービス「iモード」で導入が決定していた、公式サイトのiMenu掲載順位を入札で決める制度の導入を延期すると発表した。
ドコモによると、6月10日から12日にかけてCPの入札が行われたが、入札システムの不具合が発生。入札期限の最後の30分は最高入札価格が隠されるはずだったが、表示されたままになったという。再入札の再開時期は決定していない。
ドコモは6月11日にiMenuメニューリストの第2階層にある「働く/住む/学ぶ」「着うたフル」「着うた/着モーション」など10ジャンルにおいて、掲載順序をこれまでの利用者数によるランキング表示から、CPによる入札価格に基づくスポンサー表示へ変更することを発表していた。ドコモは「固定化したランキングの活性化」を導入理由として掲げていたが、モバイルコンテンツフォーラム(MCF)のコンテンツプロバイダ・コミッティがiMenuを広告として扱うことに「CPや利用者への周知不十分」「メニューリストへの不信とブランド価値低下」など懸念を表明していたほか、ドコモの方針を疑問視する声も上がっていた。
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偶発的に発生したシステム不具合を契機に、導入を「何ヶ月も先に」延ばすという決定をするんだ。では、仮にシステム不具合が起きなかったらそのまま導入したのか?と考えると・・・内部では導入延期の決定をしてたんでしょうかね。