Googleは2008年7月9日、アドワーズ広告主向けに提供するキーワード作成支援ツール「キーワードツール」において、個々の検索クエリの検索ボリュームなどの数値データを公開した。日本語も対応している。
これまでキーワードツールは大まかな検索ボリュームをグラフ表示したものの実数値は公開されていなかった。今回、リストに表示されたキーワードの前月の検索回数と、過去12ヶ月の平均検索回数データが表示されるように変更された。データが十分にない場合は「不十分なデータ」と表示され数値はわからない。
検索会社が提供する、検索回数データつきのキーワード選定支援ツールとして、過去にオーバーチュアが提供していたキーワードアドバイスツールがあったが、すでに提供は終了されている。当時のオーバーチュアのデータを用いたアドバイスツールがいくつかの個人・法人で提供されているものの、1年以上前のデータに基づいているため新語や新しい検索傾向を把握できない、今日の検索回数がわからないといった欠点があった。現在、最新の検索データと回数を知ることができる日本市場対応のツールは、キーワードハンターがあるが、新たなデータソースとしてGoogleキーワードツールが加わることになる。
Googleキーワードツール
https://adwords.google.co.jp/select/KeywordToolExternal
[UPDATE: 2008/11/19 Google、検索キーワードアドバイスツール「Search-based Keyword Tool」公開
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Googleキーワードツールの検索回数表示は、一部日本語に対応してない?表示されるべきキーワードが表示されないケースあり。検索語の認識方法やフィルタリングの方法が違うので、海外でWordTrackerやKeywordDiscovery、etc.. などサードパーティーのアドバイスツールが並存するように、日本でもリサーチツールとしてもっと色々なツールがマーケティングに活用されるようになればいいんですけど。