米Yahoo!は2008年10月23日、ウェブブラウザに検索機能を追加するアドオンソフト「Inquisitor」のIE用とFirefox用ベータ版を公開した。
InquisitorはもともとMac OS用Safariブラウザのプラグインで、検索機能を拡張するソフト。検索クエリのオートコンプリート機能を備え、検索結果を小さな検索窓に表示することでユーザはページ移動することなく検索結果を取得できる。Inquisitorはその後、2008年5月にYahoo!に買収されていた。
今回リリースされたのは、そのInquisitorのIE用とFirefox用。Safari版同様にキーワードのオートコンプリート機能のほか、過去の検索クエリからユーザの目的ページを推定※して検索結果を並び替えるパーソナライズ検索機能、数ヶ月前にブックマークされたページであれば再検索(と判断された)時にそれを表示する機能など、ユーザの検索行動を支援する機能を備える。
今回のInquisitorは英語版のみ公開。Mac OS用Safari版は日本語版用意。
Inquisitor
http://www.inquisitorx.com/safari/index_jp.php
Inquisitor Expands to Firefox and IE
http://www.ysearchblog.com/archives/000646.html
※ 『全検索クエリの40%相当が、過去に訪問したページにアクセスするための再訪問クエリ』(Yahoo!)、『再訪問時の検索が、前回と同じクエリとは限らない』(Yahoo!)『17%のユーザが、過去に訪問したページを再び見つけることができなかった』(Pew Internet and American Life report)