フランスの調査会社AT Internet/XiTi.comは2009年2月2日、1月31日に発生したGoogleの大規模障害の影響で、Googleからリンク先サイトへのトラフィックが90%減少したとの調査結果を発表した。
この調査はAT Internet/XiTi.comがアクセス監視対象とする32,470サイトを集計した。31日 PM 3:00 (CET、中央ヨーロッパ時間)時点のGoogleからのトラフィックを100とすると、PM 3:29 には 95に減少、そして障害が発生した約30分間は9まで落ち込み、通常のわずか10%のトラフィックしか流れていなかったという。
ちなみに同社が毎月発表している検索シェアを見ると、Google 91.22%、Yahoo! 2.44%、Live Search 2.17%、AOL 1.40%、Orange 1.00%、Lo.st 0.58%、Yandex 0.07% と欧州を中心にしたインターネットアクセス調査を実施していることがわかる。ヨーロッパは全体的にGoogleが独占的なシェアを持ち、多くの国で検索シェア80%を超えている。こうした調査パネルの特性があるがGoogle依存度が高い国・地域での影響の度合いを知ることはできる。
Google breaks down on the 31st of January 2009 - 50 minutes to go back to normal
Search Engine Barometer - December 2008 Live Search ends 2008 on a positive note.