米Googleは2009年4月28日、ウェブ検索結果で統計データのグラフ表示に対応したことを公式ブログで明らかにした。
2007年にGoogleが買収した、Trendalyzerの技術をベースに開発。Googleは数多くのデータを、即座に、直感的でわかりやすく手に入れるための新サービスの開発を行っていた。今回、その成果として現れたのがSERP中での統計のグラフ表示だ。たとえば、unemployment rate San Francisco(サンフランシスコの失業率)やpopulation Miami(マイアミの人口)と検索すると、該当するそれぞれの統計データをグラフにして検索結果に表示する。
今回のサービス立ち上げで提供できる統計データは、米労働省労働統計局と米商務省統計局が公開しているデータを用いているだけで、ウェブ上で入手できる様々な統計の中のほんの一部にすぎない。
CO2排出量やぜんそくの発生頻度、高校の卒業率、パン職人の給料、山火事の発生件数など、様々な統計データが存在する。こうした事象に関する信頼性のある情報は、大量の調査票を集める人々の努力や、隠れた傾向を目に見えるようにする意味ある指標を見つけ出す統計学者の細心の努力によって生まれている、と言及しており、今後はこうしたデータも取り入れられるかもしれない。
Adding search power to public data [Google Blog]
http://googleblog.blogspot.com/2009/04/adding-search-power-to-public-data.html