米Googleは2011年3月10日、指定したサイト(ドメイン)を検索結果で非表示にできる、ブロッキング機能を公開した。
検索をしていると、内容の薄っぺらなアフィリエイトサイトや、他のサイトのコンテンツをアグリゲートしただけのサイトなど、全体的に内容が伴わない情報を公開しているドメインに遭遇することがある。こうした場合、ブロック機能を利用してドメインを指定することにより、検索結果に表示されないようにすることが可能となる。
本機能は、Google Chrome 9以上、IE8以上、またはFirefox 3.5 以上で、英語圏(google.com)から提供、順次、他の国にも拡大する。
ブロック機能は、検索結果のURL欄の右側(キャッシュの右)に表示されるBlock all ●●● results というリンクをクリックする。
次回以降の検索でブロックしたドメインは表示されなくなるが、検索結果にブロックしたドメインが含まれている場合、検索キーワードとの関連性に基づいて、検索結果画面最下部にその旨のメッセージを表示する。
なお、Googleは現時点でユーザがブロックしたドメイン情報をランキングアルゴリズムのシグナル(評価指標)として用いないが、今後、そのデータを解析して、将来の検索エンジンの開発及び検索品質改善に役立つかどうかを判断するとも述べている。
Hide sites to find more of what you want
http://googleblog.blogspot.com/2011/03/hide-sites-to-find-more-of-what-you.html
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一般的に、こうした「明示的なパーソナライズ」(自発的に検索結果をカスタマイズする)は利用されにくいのが現状です。なぜなら、当サイトに訪問して頂いているような皆様ならともかく、一般のインターネットユーザとは、こんな機能を使わない(気がつかない)からです。コンテンツ品質が話題になっている昨今、タイムリーな機能ではありますが、果たしてどれだけ有効なのでしょうか。