米Microsoftは2009年5月19日、コンテクスト(文脈型)アドネットワーク「adCenter Content Ads」を正式リリースした。
Microsoft Content Adsは、Googleコンテンツネットワークの対抗に位置づけられる、ウェブページへの広告配信サービス。Content Adsのアドネットワークには、WSJ.comやFOX Sports、RunnersWorld.comなどが含まれ、広告主は最大1,000のサイトに広告を配信することができる。検索連動型広告配信プラットフォームであるadCenterの広告配信リーチを補完するもので、Content Adsにもキーワード入札や高度なターゲティング機能を備える。
Microsoftは正式リリースにあわせ、新たにウェブサイト除外機能(Website Exclusion)とサイトパフォーマンスレポート(Site Performance Reports)機能を追加。前者は広告主が指定する最大500のサイトで広告を非表示にするためのもの。後者はサイトごとの広告パフォーマンスを確認することができる。なお、この2つの機能は米国のみ、ブラウザのみ利用可能。adCenterのデスクトップ版は将来対応予定。