株式会社JストリームのスタッフBLOGlは2009年6月3日、検索エンジンから動画共有サイト「YouTube」へ流入しているトラフィックの分析結果を発表した。ネットレイティングスの協力を得て実施した。
Google検索(www.google.co.jp/search、www.google.com/search)、Yahoo!検索(search.yahoo.co.jp/bin/search、search.yahoo.co.jp/bin/query、search.yahoo.com/search、search.yahoo.co.jp/search)を対象に、検索サイトからyoutube.comへ流入したトラフィックとキーワードを軸に分析を行った。結果は次の通り。
検索サイトからyoutube.comへ流入しているトラフィックは、Googleが14.11%、Yahoo!が16.45%となっており、10%以上の利用者が検索エンジンからYouTubeへ流入していることがわかる。
さらに、youtube.comへの流入を、キーワードを軸に分類したのが上記表の(B)と(C)。いずれも、ナビゲーショナルクエリ(「youtube」「ユーチューブ」「you tube」「ようつべ」などサイト名キーワードを指す)以外のキーワードでyoutube.comへ流入したユーザの割合を算出した。(B)は、検索エンジン利用者全体に占める、ナビゲーショナルクエリ以外での流入数割合(%)を、(C)は検索エンジンからYouTubeに遷移した利用者に占める、ナビゲーショナルクエリ以外での流入数割合(%)を出している。
つまり、(B)と(C)のデータが示していることは、GoogleからYouTubeへ遷移したユーザの8割が、Yahoo!からYouTubeへ遷移した約7割が、ナビゲーショナルクエリ以外のキーワードで流入しているということだ。
Yahoo!よりもGoogleの方がナビゲーショナルクエリ以外での流入数が多いのは、2007年5月以降に導入した、動画や地図、画像を複合的に検索結果に表示するユニバーサル検索を日本でも広く導入しているため、検索結果にYouTubeのサムネイル付リンクが露出する割合が高いことが理由と考えられる。YouTube(動画)がユニバーサル検索で表示される割合は、ニュースとブログに次いで高い(※ Searchology 2009資料より)。
YouTubeの動画は、Google/Yahoo の検索結果にどの程度出現しているのか? [Jストリーム]