株式会社アイレップは2010年2月4日、GoogleリッチスニペットやYahoo!検索プラグインの導入・対応をサポートする新サービス「Decoration SERP(デコレーションサープ)」の提供を開始した。各社のサービス対応に必要な、microformatsやRDFなどで記述する構造化データの作成などを支援する
構造化データとは、Webページのコンテンツの意味をコンピュータが処理できる形式で記述したもの。構造化データを取り込んで検索サービスをより優れたものに変えていくという動きは大手検索エンジンの主導によって行われており、米Yahoo!は2008年春にSearchMonkey(サーチモンキー)を、2009年12月にはYahoo! JAPANもYahoo!検索プラグイン(SearchMonkeyの日本版)を発表した。また、Googleも2009年5月にリッチスニペットを発表し、日本でも一部のサイトに対応している。
両社ともに構造化データを使って検索結果画面上に写真や住所、価格、クチコミ件数、レビューの点数などの豊かな情報を掲載し、検索結果を便利なものにカスタマイズすることができる。
このような検索結果を表示するためには、Webサイトがセマンティックウェブに対応し、検索エンジンが取得可能な構造化データを提供していることが前提となっている。しかし、従来はセマンティックウェブに取り組むことの具体的なメリットがなかったために、導入がほとんど進んでいないのが現状。
アイレップが提供する「Decoration SERP(デコレーションサープ)」は、必要な構造化データ(マイクロフォーマットやRDFaなど)の作成をサポートするコンサルティングサービス。、サイト改修が困難な企業向けに、既存のサイトから直接構造化データを生成するためのASPツールを将来提供する予定。