米Googleは2010年5月27日、米モバイル広告のAdMob(アドモブ)買収が完了したことを公式ブログで発表した。
AdMob買収は2009年11月に発表されていたが、当初、米FTC(米連邦取引委員会)は独占禁止法の観点から、PCの世界で圧倒的なシェアを握るGoogleとモバイル広告大手の統合に懸念を示していた。しかし、米Appleによる米Quattro Wirelessの買収および「iAd」(アイアド)によるモバイル広告への参入発表により、市場に十分な競合性が担保されると判断され、買収承認へと至った。
Googleは公式ブログの中で、モバイル広告は急成長しており、パートナー及びクライアントの事業戦略にとっても大きな存在になっていると指摘。同社の技術、経営資源、検索広告で培った経験やノウハウと、AdMobが持つモバイル及びモバイルアプリ広告の革新的なソリューションを融合して、引き続き投資を行っていくという。