米Googleは2010年7月14日、今年5月に英国及びカナダでベータテストを開始したbroad match modifier(絞り込み部分一致)を正式にリリースした。ただし、日本語、中国語、タイ語、アラビア語、ヘブライ語は近日予定となっている。
絞り込み部分一致とは、フレーズ一致よりリーチを広げ、部分一致より詳細にコントロールできる AdWords のキーワード ターゲット機能。プラス記号(+)を部分一致キーワードの語句の前にスペースを入れずに付けることで利用できる。AdWords Editor や AdWords API からも利用できる。
たとえば、「テニス +シューズ」と設定すると、部分一致の拡張が無効になるため、キーワード「テニス スニーカー」では広告が表示されなくなる。
Googleは、すでに広告主が部分一致キーワードを利用している場合、既存のキーワードリストに絞り込み部分一致(+)の設定をするのではなく、新たに絞り込み部分一致のキーワードを作成することを勧めている。絞り込み部分一致はフレーズ一致に近い性格を持つため、既存のものに加えるとクリック数やコンバージョンに影響が出る可能性があり、品質スコアが改善しないためだ。
New keyword targeting feature rolling out globally [Inside AdWords]
http://adwords.blogspot.com/2010/07/new-keyword-targeting-feature-rolling.html
New keyword targeting feature for advertisers in the UK and Canada
http://adwords.blogspot.com/2010/05/new-keyword-targeting-feature-for.html