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グーグル、検索のSSL暗号化を日本にも適用へ

グーグルは2012年3月6日、検索サービスのセキュリティ強化を目的に、デフォルトでのSSL暗号化を日本(google.co.jp)にも適用することを発表した。

米国で2010年10月から実施されたSSL暗号化による検索のセキュリティ強化は、リファラ情報が訪問先サイトに渡らないため、Web解析ツールから訪問時に使用された検索キーワードが確認できなくなる。キーワード情報はWebサイト改善の際に大いに活用できる有用なデータであることから、米国導入時には検索やウェブマーケティングに携わる関係者に衝撃を与えた。

SSL暗号化になる対象は、Googleアカウントにログインして検索するユーザー。Googleユーザーのうち、Googleアカウントへのログイン状態を保ったまま利用しているユーザー数は公表されていない。

この発表を受けて、私が所属するアイレップでは、どの程度の影響がでているか解析チームを中心に初期分析を実施した。業種・業態別の代表的なサイトをいくつか抽出して、検索キーワードが非表示(not provided)なった数・割合をオーガニック検索流入量全体数から計算したところ、検索リテラシーの高いユーザーが主たる利用者であるサイトは、キーワード非表示になる割合も高い傾向となっていた。例えば、Googleを主たる検索エンジンとして利用しているであろうB2B向けのビジネスサイトだ。一方、Yahoo! JAPAN をメインに利用しているユーザー数が多いB2C (EC)サイトは、B2Bほどの影響を受けているわけではないが、しかし両者ともに3月6日以前から少しずつSSL暗号化が適用された形跡がみられ、この発表日(3月6日)以降は急増していることを確認した。本件については追加調査のうえデータを精査した上で、改めて結果を発表したい。

Google の検索セキュリティを強化しました

http://googlejapan.blogspot.com/2012/03/google_06.html

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