SEMリサーチ

企業で働くウェブマスター向けに、インターネット検索やSEOの専門的な話題を扱います

goo, @nifty, 楽天などポータル各社の検索機能・結果の比較一覧表(2014年1月版)

誰得かわかりませんが、日本国内のポータルサイトで提供している検索サービスの機能・検索結果比較一覧表です。四半期に1度のペースで更新していく予定です。

本調査はひらめきで初動調査を開始したこともあり、本来調査すべき項目がいくつか抜けています。追加すべき項目は認識していますので次回更新時に反映します。

主要検索ポータルサイトの機能比較一覧表 (2014年1月版)

日本国内 主要ポータルサイトの検索機能比較一覧表 2014年1月

ハイライト

  1. 検索サービスの種類

    検索サービスのベースは主に次の3つに分類されます (1) Googleとの提携による検索サービス、(2) Yahoo! JAPANとの提携による検索サービス、(3) Excite との提携による検索サービス。

    検索広告配信プラットフォームが Google(アドワーズ広告)と Yahoo! JAPAN (スポンサードサーチ広告)の2つが存在することもありますが、2012年12月以前に Yahoo! JAPAN と提携していたポータルサイト(つまり、米Yahoo!が独自開発した検索技術・YST (Yahoo! Search Technology)を採用していた検索サービス)は、そのまま Yahoo! JAPAN から検索サービスの提供を受けているようです。

    「Google」と「(Googleと提携した)Yahoo! JAPAN」「Googleの検索パートナー」それぞれの検索結果は、必ずしも同じわけではありません。例えば2010年12月から2011年夏頃まで、Yahoo! JAPAN及びGoogleと提携した検索サイトにおいては速報系の話題や旬なキーワードで検索しても最新の検索結果が表示されませんでした(つまり QDF が反映されない)。検索パートナーに供与されるサービスには含まれない検索機能があるのでしょう。

    3つ目の Excite は Yahoo! JAPAN と提携していますが、この Excite と同じフォーマットの検索結果画面を採用しているポータルサイトがいくつかあります。画面一番下の著作権表示が Excite Japan になっている検索結果画面が該当します。以前公開していた検索エンジン相関図でも、Excite のグループがありました。…しかし今回調査した範囲では、該当する検索サービスがありませんでした(表には入れてませんが、hi-hoやODNは Excite系です)。(検索技術基盤が Google に統一された影響もあるのでしょうか)各社が独自色を出すようになった結果かも知れません。

  2. 広告枠の数

    検索広告の枠数が一番多い検索サイトは @nifty でした。私は間違いなく楽天になるだろうと思ったのですが、@niftyが圧倒的でした。今回はディスプレイ広告の枠数は省いているのですが、仮に数えても @nifty が一番です。
    本来、表には広告配信元プラットフォームの分類を設けるべきでしたが、次回更新時に反映します。

  3. 独自の検索の道を歩むgoo

    表をご覧頂くとわかりますが、Googleをベースにしつつ独自の検索技術開発の道を歩んでいるのが goo 1社です。当時のNTT-Xが「日本語で最も検索しやすいエンジンの実現」を目指して2003年10月に Google との戦略的提携を発表しました(参考:[NTT-X と Google 提携] Google - 日本語の壁を乗り越え圧倒的シェアを守れるか?もともと優れた検索技術の研究開発能力は持っていましたので、それを生かして独自の道を歩んでいますので、表を見てもご覧の通り、goo 独自のサービスが並びます。
    提携が行われた当時のGoogleは日本語処理能力では課題を抱えていましたが、その後、飛躍的に伸びてきたことで、goo の特色が失われてしまいましたね、そういえば。

  4. 楽天=Infoseek

    Infoseek のポータルサイト自体はまだ残っていますが、検索すると楽天ウェブ検索に移動します。つまり、楽天ウェブ検索 = Infoseek ということで、検索ブランドとしての Infoseek は実質的に消滅していました。レシピ、ショッピングは当然のごとく、楽天サービスへの誘導線になっています。

  5. BIGLOBE

    キーワード入力補助の候補一覧を見ると、BIGLOBE だけ独自色(?)が出ています。例えば「おおしま」(※ 大島優子と入力しているところ)などで確認頂くと、違いがわかると思います。フィルタリングされてないのでしょうか。また、一定数以上の文字を確定すると、候補を表示しなくなるのも仕様っぽいですね。

  6. @nifty

    検索結果画面下部に表示する関連検索ワード(@nifty では "○○○で検索した人は、こんなキーワードでも検索しています" という表示欄)ですが、全検索ポータルサイト中、最も多数の候補ワードを表示します。データ自体は Yahoo! JAPAN から取得しているようですが、例えば「SEM」と検索すると最大30ワード表示します(Yahoo! JAPAN:10、@nifty:30)。何か意図があるのでしょうか…?

  7. 動画検索のWoopie

    個人的には一度も使ったことがないのですが、動画検索を見ると Woopie を採用している検索サービスがいくつかありました。背景がよくわかりませんが、取引条件が良いのでしょうか。

  8. 画像検索のNAVER

    2013年12月にサービスを終了した NAVER ですが、提携先サイトには画像検索を引き続き提供しています。本家が終了していますので、まもなく切替になるのでしょう。

  9. カテゴリ検索

    日本国内のカテゴリ検索は、Yahoo!カテゴリを除くと かつてはBT LookSmart、消滅後は Jリスティングまたはクロスリスティングの2択だったのですが今回の調査対象はクロスリスティングのみでした。また、ディレクトリ自体はもっていても、検索サイトからの導線を用意していないポータルサイトも少なくありません。流石にもう、需要がありませんよねディレクトリ検索は。

  10. やる気なさそう

    AOLやauoneなどは、あんまりやる気なさそうに見えました。私も適当なコメントにしておきます。

  11. パーソナライズ検索

    パーソナライズ検索を調査するためには、一定期間以上、各社の検索サービスを継続利用する必要があります。次々回の更新時に反映できるかもしれません。

cf.

Google Yahoo! Bing Baidu 検索機能・結果の比較一覧表 (2014年1月版)

Google検索とYahoo!検索はどこが違う? 検索機能・結果の比較一覧表 (2014年1月版)

COPYRIGHT © 1997-2020 渡辺隆広(わたなべ たかひろ) ALL RIGHTS RESERVED.

SEMリサーチ(www.sem-r.com)に掲載している文章及び図版の無断使用及び転載を禁じます。著作権侵害行為には厳正に対処します。

免責事項:SEMリサーチは、本記事中で触れている企業、商品、サービスの全て(情報)について、有用性、適合性、正確性、安全性、最新性、真実性に関する一切の保証をしておりません。各自の判断でご利用下さい。