米Google は2015年6月19日、恨みや復讐目的で元交際相手の裸の写真をインターネットに公開する「リベンジポルノ」について、被害者からの要請に応じて自然検索結果から削除する方針を発表した。
削除対象はリベンジポルノのほか、ハッカーが被害者のアカウントに不正にアクセスして入手・流出させた画像も含まれる。同社検索担当上級副社長・Amit Singhal(アミットシンガル)氏は公式ブログで、『我々は検索はウェブ全体を反映すべき(※あらゆる情報を網羅すべき)との哲学を掲げている。しかし、リベンジポルノは極めて個人的で精神的苦痛を与える行為であり、被害者を貶めるだけであり、その被害者の多くは女性である』と述べ、被害者からの削除要請があれば検索結果から対象の画像や動画を削除する方針と決定したと述べている。
リベンジポルノの削除申請フォームは数週間以内にウェブに公開される予定。
日本でもヤフーが今年3月に発表した検索結果の削除基準において、『第三者の閲覧を前提としていない私的な性的動画像が掲載されている場合』は削除に応じる方針を明らかにしている。
“Revenge porn” and Search
http://googlepublicpolicy.blogspot.jp/2015/06/revenge-porn-and-search.html
「検索結果とプライバシーに関する有識者会議」の報告書を公表